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日々の稽古、私の剣道に対する考えなどを綴ります。

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我が家の長女がまさにこれの筆頭でお恥ずかしい限りなのですが、子供たちの稽古を見ていて
手の内が締まっていない
打ち方をしている子が多数見受けられます。


では、手の内を締めるとはどういうことでしょうか。


これを手軽に体験するには、手ぬぐいや雑巾を絞ってみるのが一番です。
まずはお父さんやお母さんが試しにやってみると良いでしょう。


方法は簡単です。
幾重かに折りたたみ竹刀の柄と同じくらいの長さ・太さの棒状にした手ぬぐい、あるいは雑巾を、竹刀を構える時同様、右手は手拭い前方の端を握り、左手は手前末端を握ります。
竹刀を握る基本は、両手とも親指と人差し指に力を一切入れないことです。
ここでも同様に、小指 5:薬指 3:中指 2 くらいの割り合いで力が入るように握ります。


手拭いをきちんと握れたら、両手の親指が下方へ潜り込むように手拭いを絞ります。


親指をピンと伸ばしたとき、指先が床を指している状態。
これが「手の内を締めた」状態です。


剣道で打突を行う際、相手の打突部位(面や小手、胴など)に竹刀の物打が当たる瞬間、手の内が締まった状態となっているのが、正しい打ち姿となります。
が、見ていると打突時に左手の肘が外側に開き、「く」の字に曲がっている子が数多く見受けられます。


実際にやってみるとわかりますが、手の内を締めた状態で肘を開くなんて芸当は不可能であることがわかります。
つまり打突時に肘が開いている子供は、手の内を締めてきちんと竹刀を振れていない証拠なのです。
逆に先生方の打突時の腕を見れば一目瞭然、肘を開いて打ち込む人なんて一人もいないことに気付くはずです。


手拭いを用いて手の内を締める練習は、家庭の中でそんなに広いスペースを必要とせず、手軽に出来ます。
今度の稽古の時、是非自分のお子さんが練習している姿を良く見てあげて下さい。
そしてもし、肘を開いて打ち込みをしている姿を発見したなら、この練習方法を教えてあげて下さい。


親指と人差し指に力が入らないように、正しい手の内の締め方を日常の中で身につけましょう!

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プロフィール
HN: まるち●
HP: 蕨市南剣道クラブ
性別: 男性
職業: システムインテグレーター
自己紹介:
小学校二年生より剣道をはじめ、高校時代まで約10年間修練に勤しむ。
その後一時剣の道から遠のくも、自分の子供たちが剣道を始めたことをきっかけに、再度剣士として修行を積むことに。
小学三年生より約四年間、かつて某テレビ局で殺陣の指導をされていた恩師ご指導のもと、神免派二刀をご教授いただく。
現在はIT関連企業に従事し、主にソフトウェアの検証・評価・導入支援を担当。
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