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日々の稽古、私の剣道に対する考えなどを綴ります。

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本日も稽古に行ってきました。
仕事が終わってからの参加となるので、なかなか火曜日の稽古では子供たちの元立ちをすることが出来ないのが残念です。


話は変わりますが、今年から二刀流での稽古を再開しました。


もともと小学校三年生から中学校一年生までの四年間、二刀流での稽古をしており、下地はあります。
が、やはりブランク、そして体力・筋力の衰えもあり、思うように竹刀を扱えていません。(^^;;;


昨年本格的に復帰してから、一刀での稽古も勘を取り戻すまで丸々一年かかりました。
二刀の稽古でも同じ、あるいはそれ以上、体のキレや感覚を取り戻すのに時間がかかるでしょう。


そんな矢先・・・


本日の稽古が終わってから、とある先生に「そろそろ一刀に戻しなさい。」と諭されてしまいました。


今年7月には、日本武道館で行われる練成試合の元立ちとして私が立つことになっています。
そのためには、今のうちから一刀で・・・というお話でした。


私としては、今の剣道界で少なくなってしまった二刀流を根絶させないためにも、二刀の稽古を続けたい!というのが本心なのですが・・・
致し方ないですね。


二刀の稽古は武道館での練成試合後まで、しばらくお預けにします。

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二刀流の稽古をするためには、まず竹刀の小太刀を用意する必要があります。
しかしこれ、なかなか売っている武道具店がありません。


ここはひとつ、使い古しの壊れた竹刀で作ってしまいましょう。


竹刀の構造を知ることにもつながり、道具を自分で作成することで愛着も湧きます。
もちろんリサイクルでもありますので、一石二鳥にも三鳥にもなりますよ。


小太刀作成に必要なもの

以下のものは必ず揃えて下さい。

  • 竹刀(当然ですね (^^;ゞ )
    中学男子用三七竹刀くらいがちょうど良いです。
  • のこぎり
  • メジャー
  • やすり
  • はさみ
  • タコ紐、もしくは刺しゅう糸
  • 縫い針

小太刀作成にあると便利なもの

以下のものは普段の手入れでも使用しますし、あると作業がスムーズです。
持っていない場合には、この機会に揃えておくといいでしょう。

  • 目打ち
  • クランプ(100円均一のもので十分です)
  • 彫刻刀(100円均一でセットで売られているもので十分です)
  • かなづち(もしくは木づち)

まずは竹刀を解体するところから始めます。
ここでは解体の仕方をあえて記述しません。
色々と自分で試行錯誤し竹刀を上手に分解することで、のちの組み立てもスムーズに出来るからです。
また、竹刀がきちんと分解・組み立てられるようになれば、自分の竹刀を自分で手入れ出来るようになります。
防具屋さんにメンテナンスを頼むのも良いですが、最低限自分が使っている武具なのですから、自分でもメンテナンス出来るようになっておきましょう。


なお、二刀流小太刀の作成方法は、下記サイトのページを参考にさせていただきました。

二天一流武蔵会 [剣道二刀流の技と理論/二刀の基本事項]

剣道二刀流について基本的な知識から歴史、技術に至るまで全て網羅された素晴らしいホームページです。
是非訪問してみて下さい。


では実際に小太刀作成の手順を、竹刀は解体し終わったところから写真でご紹介いたします。
(画像をクリックすると大きな写真で表示されます。)
なお、竹刀各部の名称がわからない方は基本中の基本ですので、こちらの図で覚えておきましょう。

  1. 柄頭(つかがしら)から先端に向かって、一番最初にある節の部分から22cm測り印をつけ、のこぎりで切断します。

  2. 切り落とすとこんな感じ。
    なお、切り落とした竹刀の柄頭部分はあとで使用しますので、捨てずに取っておいて下さい。

  3. 切り落とした柄頭はやすりで綺麗に面取りします。
    これを怠ると、柄革をはめるときに苦労しますよ。

  4. 柄革を裏返します。
    このとき完全に裏返してしまうと、あとで元に戻すのが大変です。
    先端側は表向きのまま、柄頭側は裏返されている状態にしましょう。
    裏返す時は、ほうきの柄など、細くて長い棒を使うと簡単ですよ。

  5. ここからは細かい作業です。
    最初に柄頭をまとめている糸を切り、柄革をU字状から筒状にします。
    次に袋状に縫い合わせている細い糸を、こちらは切らないように丁寧にほどいていきます。
    (目打ちを使うと、糸を解く作業が楽になります。)
    糸を解く長さは切り落とした竹刀の柄頭分です。
    ほどき終えたらそれ以上糸がほつれないよう、二本の糸をきつく片結びにしてとめ、とめた部分から5-6mmほど柄頭寄り(糸を解いたほう)の柄革をハサミで切断します。

  6. 切断した端より3mm程度内側を始点として、さらに5mm程度内側まで柄革を切ります。
    私はこの作業をするとき、2. で切り落とした竹刀を柄革に差し込み、彫刻刀の平刀をかなづちで打って切れ込みを入れています。

  7. 写真のような切れ込みが出来ましたか?
    同じように全ての切れ込みが等間隔になるよう、周囲8ヶ所に切れ込みを作ります。

  8. タコ糸(もしくは刺しゅう糸)を、縫い針に通します。
    通した糸の端ともう一方の端が同じ長さになるようにして、糸を二重にします。
    柄革の切れ込みの表裏交互に糸を通し、二周させたところでギュッと固く結びます。
    正しく糸が通っていれば、写真のように閉じた口が「四葉のクローバー」状になります。
    少し引っ張ってみてふ緩みがないことを確認したら、余分な糸をハサミで切ります。

  9. 4. と反対の要領で、柄頭を閉じた柄革を表側に返していきます。

  10. 完全に表に返し終えると・・・
    ほら、短い柄革の完成です!

  11. 柄革を柄頭を切り落とした竹刀にかぶせます。
    この段階で出来るだけ柄革をしっかりとかぶせておくと、このあとの作業がしやすくなります。
    (竹刀の先端側はクランプで固定しておくと、さらに作業が楽になります。)

  12. 今度は柄革の厚さも含めた柄頭側から、メジャーで61cmのところに印をつけ、のこぎりで切断します。
    切断したら3. 同様、竹の周囲を面取りします。

  13. 剣先側は、より先が細くなるように面取りしないと、それまでの剣先よりも径が太くなっていますから、先革が入らなくなります。
    (かといって削りすぎてしまうと、今度は先革がクルクル回ってしまうため、手で押し込めたくらいではなかなかかぶせられないくらいが良い塩梅です。)

  14. 先ゴムを小太刀の剣先部に差し込み、先革をかぶせて地面に押しつけます。
    先革がきちんと剣先にかぶさったら弦を柄革側に引き、柄革からもっとも近い一番太い節から5cm程度のところで折り返します。
    折り返した先5cm程度のところに弦で輪を作り、折り返した先端を通して固く結びます。
    (小物を使用するときは、柄革からもっとも近い一番太い節から10cm程度のところに小物を備えつけます。)

  15. 弦を普通の竹刀同様結びつけ、余分な弦はハサミで切り落とします。

  16. あとは中結を結べば出来上がりです。
    柄側から剣先側に、三回巻きつけます。
    巻きつけた中結の内側を通るように弦の下を通した中結の先端を引っ張ります。

  17. 同じように柄側の弦下を通した中結先端を、輪になっている中結の内側を通るように引きます。
    最後に剣先側でもう一度中結を結び、長い分の中結をハサミで切り落とします。


どうでしょうか?
意外と簡単に作れたと思いませんか???


これであなたも二刀流の稽古が出来ますね。

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日々雑多に思い描く、私の剣道感、及びその日の出来事などをこのブログにてご紹介しようと思います。


あくまで個人的な意見、論理に基づいた発信ですので、ご訪問いただきました方々のご意見、ご感想など承ることが出来ましたら幸いです。
あまり頻繁に更新出来ないかとは思いますが、どうぞ温かい目でご支援下さいますよう、宜しくお願いいたします。


前置きが長くなってしまいましたが、このブログを立ち上げるきっかけを記しておきたいと思います。


私 まるち● は、小学二年生より剣の道に入りました。
それからプロフィールにも記述しております通り、一頃完全に剣道とは縁のない生活を送って参りました。
しかしながら縁あって、昨年より剣道の修練の場に再度立つことを決意するに至りました。


現在、子供のころ通っていた剣道クラブにお世話になっているのですが、復帰してみて二つほど、非常に驚いたことがあります。
それは小学生、それも高学年の子供たちの稽古を見ていて、基本をしっかり守れている子が少なかったことです。


ここでいう『剣道の基本』とは、技術云々のことではありません。


私が子供の頃(というとジジ臭いですが。(;^_^A )は、教えて下さる先生方のお話を拝聴したなら、必ず大きな声で返事をしたものです。
もちろんそれは、返事が小さければ叱られる・・・ということもありました。
が、それよりも先生方に「負けてたまるか!」という、気持ちの表れが声の大きさとして出ていたように感じます。


しかし昨年より私が子供たちの稽古を見てきた限り、「気持ちでは先生にも負けない」子供が我が子を筆頭に(お恥ずかしいっ!(-"-;))まるで見られません。


もうひとつは、これも度肝を抜かれたのですが、子供たちの先生方への接し方です。
個々人によりもちろん異なりますが、中には先生に向ってまるで同年代の友達と話すかのような口振りで会話をしている場面を、たびたび目にすることがありました。
私が稽古に足しげく通っていた時代には、到底考えられない光景です。


学校教育において体罰が禁じられるようになって久しいですが、ひょっとしたらこういったところにも、その影響が出ているのではないだろうか?と思いました。


もちろん体罰が良いことだとは思いませんし、それが教育だとも考えていません。
しかし「怒る」ことと「叱る」ことは同義ではないのも、また事実です。


しかしこの二つの驚きを私が感じたことの根底には、今の子供たちが「叱られ」ることに慣れていない、もしくは叱られた事実を受け入れていないことがあるのではないか?と考えています。
だから先生に注意を受けると委縮してしまって返事が出来なかったり、目上の人に対する正しい言葉遣いが出来ていなかったりするのではないでしょうか?
もともとの性格で、人になかなか意見を言えない、という子や、ふざけてわざと乱暴な言葉を使っているような状況もあるとは思いますけれど・・・


人生において「叱って」もらえる期間はごく短い間しかありません。
一定の年齢になってしまえば叱ってもらえるどころか、その時点で目にも掛けてもらえなくなってしまいます。


どういうわけか、私は小さいころから子供が大好きです。
だから今の子供たちに、そのような憂き目を味あわせたくはありません。
(余談ですが、コンピューター業界にはそんな人間が「わんさ」といます。)
私は自分の子供を含めて、きちんと叱り、その精神を説くことが出来る大人になりたい、と思いました。


支離滅裂な文章ですが、こういった経緯もありブログにて「剣の道」について考えていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

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プロフィール
HN: まるち●
HP: 蕨市南剣道クラブ
性別: 男性
職業: システムインテグレーター
自己紹介:
小学校二年生より剣道をはじめ、高校時代まで約10年間修練に勤しむ。
その後一時剣の道から遠のくも、自分の子供たちが剣道を始めたことをきっかけに、再度剣士として修行を積むことに。
小学三年生より約四年間、かつて某テレビ局で殺陣の指導をされていた恩師ご指導のもと、神免派二刀をご教授いただく。
現在はIT関連企業に従事し、主にソフトウェアの検証・評価・導入支援を担当。
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