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日々の稽古、私の剣道に対する考えなどを綴ります。

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最後に知っておきたい中心は「技」です。
技の中心、といってもピンとこないかもしれませんが、時間軸に置いてみるとわかりやすいと思います。


技は

  1. ここだ!という瞬間
  2. 動作開始
  3. 打突
  4. 残心
と、大きく4つの段階を経て繰り出されます。


まず1-2の中心を抑えてこちらが打突出来れば「出鼻技」となります。
次に2-3の中心を捉えてこちらが打突出来れば「抜き技」「返し技」「擦り上げ技」のいずれか。
最後の中心3-4(もちろん3を防いでの話ですが)を狙えば「追い打ち技」となります。


ちなみに2-3の中心で動作を開始し、相手より先に打突を決めることが出鼻技だと勘違いしている人がいますが、これは間違いです。
さらに先日記載した「気の中心」で紹介した

  1. 「平常心 ⇒ 攻め」の中心
  2. 「平常心 ⇒ 守り」の中心
も出鼻技となりますから、出鼻技の正確な定義は
相手が攻め、あるいは守りの気持ちに転じる瞬間 ⇒ 技を繰り出す、もしくは防御の動作を開始するまで
の間にこちらが打突を行うこと、ということになります。


「気の中心」、および「技の中心」は、剣道において最も打突の好機とされる瞬間です。
稽古では絶えずこれらの中心を自分が取る、ということを念頭において行うと、より上達も早くなることでしょう。


また、どちらの中心も相手にとってはこちらを攻めるチャンスとなります。
「体の中心」「気の中心」「技の中心」とも自らが抑えることが出来ればこちらの優位となりますが、いずれかだけでも相手に取られてしまうと、今度は相手の有利となってしまうことも忘れないようにしてください。

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プロフィール
HN: まるち●
HP: 蕨市南剣道クラブ
性別: 男性
職業: システムインテグレーター
自己紹介:
小学校二年生より剣道をはじめ、高校時代まで約10年間修練に勤しむ。
その後一時剣の道から遠のくも、自分の子供たちが剣道を始めたことをきっかけに、再度剣士として修行を積むことに。
小学三年生より約四年間、かつて某テレビ局で殺陣の指導をされていた恩師ご指導のもと、神免派二刀をご教授いただく。
現在はIT関連企業に従事し、主にソフトウェアの検証・評価・導入支援を担当。
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