日々の稽古、私の剣道に対する考えなどを綴ります。
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しばらく形を打っていなかったので、大分形の理合いを忘れていることが多く・・・
よって、こちらに記すのは全て私の忘備録です。
間違いなどございましたらご指摘賜りたく、お願いいたします。
日本剣道形 四本目
打太刀の動作、仕太刀の動作として記載しています。
携帯電話で閲覧の場合は文字の色が変わりません。
- 打太刀、仕太刀は九歩の間合いで中段に構える。
- 打太刀は左足を踏み出し上段に構えるように振りかぶりながら、八相の構えを取る。
One Point! 八相の構えは諸手左上段の構えから、そのまま右拳を右肩のあたりまで下ろし、刀を担ぐような構え。鍔を口の高さにし、口からほぼ拳1つ離し、刃先は相手に向けて切先はやや背面上方45°を向く。左拳は正中線から外さず、右脇を開かない。 - 仕太刀は右足を引きながら、打太刀に合わせて上段に構えるよう振りかぶりながら変化し、脇構えを取る。
One Point! 脇構えは左半身となり、刀を右脇に剣先を後ろにし、刃先は右斜め下に向ける。剣先は下段の構えより少し下げた位置。自身の刀身が正面の相手から見えないように構えること。 - 打太刀は左足よりやや小さめに三歩、仕太刀もこれに合わせてやや小さめに三歩進む。
- 打太刀は機を見て左諸手上段に変化し、右足を踏み込むと同時に仕太刀の正面を打つ。
- 仕太刀はこれに応じてやはり左諸手上段に変化し、右足を踏み込むと同時に打太刀の正面を打つ。結果として相打ちとなり正面で切り結んだ形となる。
- 打太刀は仕太刀の、仕太刀は打太刀のそれぞれ刀身の左鎬を削るように、双方同じ気位で相中段となる。
One Point! 双方右足を踏み出しながら打つため、結果4歩前に出ることとなる。通常の歩幅で前に出てしまうと間合いが接し過ぎてしまうため、それぞれがやや小さく前に出ることが必要となる。また、相中段になる際、それでも間合いが接し過ぎているときには打太刀が間合いを調整すること。 - 打太刀は機を見て仕太刀の刀の峰を上から左鎬ですり込むように、仕太刀の右肺を右足より踏み込みながら「ヤー」の掛け声とともに突く。
- 仕太刀は左足を左前に送りながら左拳を突き上げるようにして巻き返し、打太刀の突きをかわすとともに右足を左足後方に引き付け「トー」の掛け声とともに打太刀の正面を打つ。
One Point! 打太刀はすり込みながらの突きを巻き返されてしまうので、やや前傾となる。ただし仕太刀から目付を離さないこと。仕太刀は巻き返しと打ちを一拍子で行う。その際に斜め打ちとならないよう、まっすぐ大きく振りかぶった位置まで身体ごと巻き返す。 - 打太刀は左足から、仕太刀は右足から、十分に残心の気位を示しながら相中段になりつつ、抜き合わせた位置に戻る。
One Point! この時の間は、お互いの切っ先が触れるか触れないか、触刃の間であること - 打太刀は木刀を仕太刀の膝頭より拳一つ下辺りまで木刀を下げながら刀身を軽く右に開き、構えを解く。遅れることなく仕太刀も打太刀同様構えを解く。
One Point! 構えを解いた木刀の切っ先は、自身の体の右端より外に出ないこと - 打太刀は左足より歩み足にて小さく五歩退く。これに遅れることなく、仕太刀も左足より歩み足にて小さく五歩退く。
- 打太刀は次の攻めに備えて中段に木刀を構える。仕太刀も遅れることなく、打太刀の攻めに備えて中段に木刀を構える。
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無題
んんん???
刀身を寝かせながら突く、ということでしょうか?
であれば「仕太刀の刀の峰を上から左鎬ですり込むように・・・」という箇所で表現しているつもりなのですが・・・(-"-;)
となると、突いた切先が水平よりやや下がることですかねぇ?(・_・")?
刀身を寝かせながら突く、ということでしょうか?
であれば「仕太刀の刀の峰を上から左鎬ですり込むように・・・」という箇所で表現しているつもりなのですが・・・(-"-;)
となると、突いた切先が水平よりやや下がることですかねぇ?(・_・")?
無題
久しぶりの書き込みです(最近チェックしてなかったっす)
さぁ~
7のOne Point!ですが、自分は違う解釈をしてます。
通常の歩幅で接近すると間合いが近くなる。
本当ですか?
打太刀は八相の構えで左足を前に出しますが、仕太刀は脇構えで右足を後ろに下げますよね?
という事はお互いの距離としては九歩の間合いは変わらないはず。
では何故小さな歩幅で前に出るのか?
打太刀は八相で仕太刀から見ると何時刀を振り下ろされるか判らない、仕太刀は脇構えで打太刀からは刀が見えない。
お互いが何時仕掛けてくるかが判らないからゆっくりと小さく前に進む。
と自分は解釈してますが・・・・・違うかな?(笑)
さぁ~
7のOne Point!ですが、自分は違う解釈をしてます。
通常の歩幅で接近すると間合いが近くなる。
本当ですか?
打太刀は八相の構えで左足を前に出しますが、仕太刀は脇構えで右足を後ろに下げますよね?
という事はお互いの距離としては九歩の間合いは変わらないはず。
では何故小さな歩幅で前に出るのか?
打太刀は八相で仕太刀から見ると何時刀を振り下ろされるか判らない、仕太刀は脇構えで打太刀からは刀が見えない。
お互いが何時仕掛けてくるかが判らないからゆっくりと小さく前に進む。
と自分は解釈してますが・・・・・違うかな?(笑)
無題
実は私もまるっきり解釈は同じです。
One Pointとして書くのであれば、「4」の箇所で書くところだと思うのですが…
打太刀は八相、つまり示現流の構えですよね。
それぞれやや遠間から打ち込むのは、打太刀の太刀筋、仕太刀が動じない(=仕太刀がそこから袈裟に切り上げるにも刀の長さが足りない)ようであれば打ちおろしから切り上げに変化しようとしているのではないか?
と思うわけです。
実際には仕太刀がそれを察して、打太刀のうちおろしを斬りとめることになる(と私は思っている)わけですが、このあたりを解説しているような書籍などが見つからず、あくまで私の想像なんですよね。(;^_^A アセアセ・・・
なので記述を躊躇した、という経緯があります。
この辺り、風牙さんは何かご存じだったりしますか???
One Pointとして書くのであれば、「4」の箇所で書くところだと思うのですが…
打太刀は八相、つまり示現流の構えですよね。
それぞれやや遠間から打ち込むのは、打太刀の太刀筋、仕太刀が動じない(=仕太刀がそこから袈裟に切り上げるにも刀の長さが足りない)ようであれば打ちおろしから切り上げに変化しようとしているのではないか?
と思うわけです。
実際には仕太刀がそれを察して、打太刀のうちおろしを斬りとめることになる(と私は思っている)わけですが、このあたりを解説しているような書籍などが見つからず、あくまで私の想像なんですよね。(;^_^A アセアセ・・・
なので記述を躊躇した、という経緯があります。
この辺り、風牙さんは何かご存じだったりしますか???
無題
そこまで書いてある書籍は自分も見た事は無いですし、そこまで書いている書籍があるのかも判らないです。
今の形はお約束になってしまっているので、ただビデオや書籍だけを見て稽古していては判らない部分ですね。
この四本目はお互いにどうお相手が仕掛けてくるか?が判らない、何時でも対処出来るという目的があるのでは?と自分は勝手に思ってます。
打太刀は八相から仕太刀を袈裟に切り下ろしても良いでしょうし、仕太刀は脇構えから逆袈裟に切り上げても良い。
相手を殺傷しなくても打太刀だったら仕太刀の左腕を切り落とせば大抵は決着がつくはずですし、身体を切れなければ刀を叩き落す事は出来るのではと考えます。
逆に仕太刀だったら打太刀の足や腹部、腕を切る・切り落とす事も出来るはず。同じ様に刀を下から受け止める事も可能だと思います。
それが打太刀が上段に変化する事によって仕太刀の対応も変化する。
仕太刀の自在にというか柔軟にというか、そういう変化が重要視される所ではないかと思います。
あまり自信ないですが(^^ゞ
今の形はお約束になってしまっているので、ただビデオや書籍だけを見て稽古していては判らない部分ですね。
この四本目はお互いにどうお相手が仕掛けてくるか?が判らない、何時でも対処出来るという目的があるのでは?と自分は勝手に思ってます。
打太刀は八相から仕太刀を袈裟に切り下ろしても良いでしょうし、仕太刀は脇構えから逆袈裟に切り上げても良い。
相手を殺傷しなくても打太刀だったら仕太刀の左腕を切り落とせば大抵は決着がつくはずですし、身体を切れなければ刀を叩き落す事は出来るのではと考えます。
逆に仕太刀だったら打太刀の足や腹部、腕を切る・切り落とす事も出来るはず。同じ様に刀を下から受け止める事も可能だと思います。
それが打太刀が上段に変化する事によって仕太刀の対応も変化する。
仕太刀の自在にというか柔軟にというか、そういう変化が重要視される所ではないかと思います。
あまり自信ないですが(^^ゞ
無題
やっぱりそうですか…
ここは想像を働かせて、もし本当に真剣だったら…ということを、演武者それぞれが考慮しなければならないところなのでしょうね。(-"-;)
一点
> 相手を殺傷しなくても打太刀だったら仕太刀の左腕を切り落とせば大抵は決着がつくはずですし…
確かにその通りなのですが、間合いに接していない(=打太刀の太刀は届かない)ことを打太刀は知っていながら、かつ斬り下ろしに掛かるのは、実際に相手を斬るつもりではなく、あくまで仕太刀の出方の様子見だと思っているのですが、いかがでしょうか???
もし仕太刀が逆袈裟に切り上げてくるようでしたら
> 身体を切れなければ刀を叩き落す事は出来る…
と考えての行動だと思っているのですが…
ここは想像を働かせて、もし本当に真剣だったら…ということを、演武者それぞれが考慮しなければならないところなのでしょうね。(-"-;)
一点
> 相手を殺傷しなくても打太刀だったら仕太刀の左腕を切り落とせば大抵は決着がつくはずですし…
確かにその通りなのですが、間合いに接していない(=打太刀の太刀は届かない)ことを打太刀は知っていながら、かつ斬り下ろしに掛かるのは、実際に相手を斬るつもりではなく、あくまで仕太刀の出方の様子見だと思っているのですが、いかがでしょうか???
もし仕太刀が逆袈裟に切り上げてくるようでしたら
> 身体を切れなければ刀を叩き落す事は出来る…
と考えての行動だと思っているのですが…
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プロフィール
HN: | まるち● |
HP: | 蕨市南剣道クラブ |
性別: | 男性 |
職業: | システムインテグレーター |
自己紹介: | |
小学校二年生より剣道をはじめ、高校時代まで約10年間修練に勤しむ。
その後一時剣の道から遠のくも、自分の子供たちが剣道を始めたことをきっかけに、再度剣士として修行を積むことに。 小学三年生より約四年間、かつて某テレビ局で殺陣の指導をされていた恩師ご指導のもと、神免派二刀をご教授いただく。 現在はIT関連企業に従事し、主にソフトウェアの検証・評価・導入支援を担当。 |
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