日々の稽古、私の剣道に対する考えなどを綴ります。
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しばらく形を打っていなかったので、大分形の理合いを忘れていることが多く・・・
よって、こちらに記すのは全て私の忘備録です。
間違いなどございましたらご指摘賜りたく、お願いいたします。
日本剣道形 三本目
打太刀の動作、仕太刀の動作として記載しています。
携帯電話で閲覧の場合は文字の色が変わりません。
- 打太刀、仕太刀は九歩の間合いで中段に構える。
- 打太刀は木刀を気を練りながら下段に構える。これを見て、仕太刀も遅れずに下段に応じる。
- 打太刀は右足より三歩、これを見て、仕太刀も遅れずに右足より三歩進む。
- 打太刀は相手の中心を窺うように徐々に切先をあげる。仕太刀も打太刀に隙を見せないように打太刀の切先の動きに合わせて切先を徐々に上げ、それぞれ隙を捉えられぬまま自然と中段になる。
- 打太刀は機を見て右足より一歩踏み込みながら、「ヤー」の掛け声とともに仕太刀の水月(みぞおち)を刃を右に向けながら突く。
- 仕太刀は左足より一歩退きながら打太刀の突きを左鎬で迎え引き込むように萎やし(入れ突きという)、打太刀の切先を中心から外す(=自分の切先を中心につける)と同時に右足より一歩前に踏み出しながら、「トー」の掛け声とともに打太刀の胸部を刃を下に向けたまま突く。
- 打太刀は右足を引きながら仕太刀の切先から下に刀を返し、仕太刀の突きを右鎬で抑え、切先を仕太刀の咽頭につける。
- 仕太刀は突きの気勢そのまま、位詰に左足より一歩進む。
One Point! 位詰/相手に対して優位な体勢を整え、充実した気位で相手に攻め寄せること - 打太刀は左足を引きながら仕太刀の切先から下に刀を返し、仕太刀の咽頭に切先を付けることで突きを左鎬で抑える。態勢を立て直すため、刀を自然に下げ左足より三歩、後退する。
- 仕太刀はこの機を逃さぬよう、右足より徐々に切先を上げながら三歩前進し、打太刀を追い詰め切先を眉間につける。
One Point! 仕太刀は打太刀に間を開けられないよう素早く追い詰め、打太刀を仰け反らせるくらいの勢いで攻め立てること - 打太刀は仕太刀の追い込みに観念し、ゆっくりと敵意がないことを示しながら中段に直る。
- 仕太刀は打太刀が切先を上げ始めるのを確認し、眉間から切先を離しながら左、右と後退し、打太刀に合わせて相中段に直る。
- 打太刀は前に、仕太刀は後に三歩の距離をゆっくりと中心に戻る。
One Point! この時の間は、お互いの切っ先が触れるか触れないか、触刃の間であること - 打太刀は木刀を仕太刀の膝頭より拳一つ下辺りまで木刀を下げながら刀身を軽く右に開き、構えを解く。遅れることなく仕太刀も打太刀同様構えを解く。
One Point! 構えを解いた木刀の切っ先は、自身の体の右端より外に出ないこと - 打太刀は左足より歩み足にて小さく五歩退く。これに遅れることなく、仕太刀も左足より歩み足にて小さく五歩退く。
- 打太刀は次の攻めに備えて中段に木刀を構える。仕太刀も遅れることなく、打太刀の攻めに備えて中段に木刀を構える。
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4番目について
正しいかは自信はありませんが、完全に中段になってしまうと切先は高い位置にあり水月は突けない(突く為には切先を下げる必要がある)かと思います。
木刀は反りがあるので竹刀よりも剣先は高くなります。
言葉では難しいですが、お互いに中段に戻しつつ打太刀が機を見て水月を突く。という捉え方はおかしいでしょうか?
うーん間違っているかなぁ~
木刀は反りがあるので竹刀よりも剣先は高くなります。
言葉では難しいですが、お互いに中段に戻しつつ打太刀が機を見て水月を突く。という捉え方はおかしいでしょうか?
うーん間違っているかなぁ~
コメントありがとうございます!
■ hikarukoji2000さん
いえいえ♪(*^^*)
どういたしまして!
■ 風牙さん
私もここの記述に悩みました。
成美堂出版(2007年発行)の「剣道段級審査」という本の中で、三本目の該当部分の記述が「~自然と相中段となる」、それから「機を見て~」と記述されており、いつも参考にしているHPの記述にも同様に書かれていることから、私の認識違いか、と思い、この記述にしました。
実際には相中段になると同時に…といったところでしょうか。(-"-;)
■ アンさん
アンさんも同じ見解ですね。
今回このように記述した理由は前出の通りなのですが、現在の解釈はどのようになっているのでしょう?(-"-;)
時代とともに解釈が変わっていたり、細かい動作が変わっていたりで、今現在の理を知りたいのですが…
本でも何が最新の情報なのか、イマイチ良くわからないんですよね。(^^;;;
いえいえ♪(*^^*)
どういたしまして!
■ 風牙さん
私もここの記述に悩みました。
成美堂出版(2007年発行)の「剣道段級審査」という本の中で、三本目の該当部分の記述が「~自然と相中段となる」、それから「機を見て~」と記述されており、いつも参考にしているHPの記述にも同様に書かれていることから、私の認識違いか、と思い、この記述にしました。
実際には相中段になると同時に…といったところでしょうか。(-"-;)
■ アンさん
アンさんも同じ見解ですね。
今回このように記述した理由は前出の通りなのですが、現在の解釈はどのようになっているのでしょう?(-"-;)
時代とともに解釈が変わっていたり、細かい動作が変わっていたりで、今現在の理を知りたいのですが…
本でも何が最新の情報なのか、イマイチ良くわからないんですよね。(^^;;;
無題
まるち●さん
よーく動きを考えてみてください。
確かに本には「相中段に・・・」と書かれていますが、完全に相中段になってしまうと、水月は突けません。
せいぜいお相手の胸(右肺)が突けるくらいでしょう。
七本目の打太刀がそういった意味では相中段からの突きですね。
同じ突きでも三本目と七本目は全く違います。
・・・・・
アンさーん
お元気ですか~
またお稽古お願いします!!
よーく動きを考えてみてください。
確かに本には「相中段に・・・」と書かれていますが、完全に相中段になってしまうと、水月は突けません。
せいぜいお相手の胸(右肺)が突けるくらいでしょう。
七本目の打太刀がそういった意味では相中段からの突きですね。
同じ突きでも三本目と七本目は全く違います。
・・・・・
アンさーん
お元気ですか~
またお稽古お願いします!!
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プロフィール
HN: | まるち● |
HP: | 蕨市南剣道クラブ |
性別: | 男性 |
職業: | システムインテグレーター |
自己紹介: | |
小学校二年生より剣道をはじめ、高校時代まで約10年間修練に勤しむ。
その後一時剣の道から遠のくも、自分の子供たちが剣道を始めたことをきっかけに、再度剣士として修行を積むことに。 小学三年生より約四年間、かつて某テレビ局で殺陣の指導をされていた恩師ご指導のもと、神免派二刀をご教授いただく。 現在はIT関連企業に従事し、主にソフトウェアの検証・評価・導入支援を担当。 |
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